こんにちは、Tech Samuraiです!
Pythonを学んでいると、英語で書かれたドキュメントを読んだり、海外の開発者が書いたコードを読んだりする機会が増えてきます。そんな時、「この英単語、どういう意味だっけ…?」と手が止まってしまうことはありませんか?
実は、プログラミングで使われる英単語は、ある程度限られています。そして、それらの単語の「プログラミングにおける文脈での意味」を正しく理解することは、コードの読解力を飛躍的に向上させるための、非常に効果的な近道です。
今回の記事は、Pythonのコードやドキュメントで特によく目にする、絶対に覚えておきたい重要英単語15個を厳選し、その意味と具体的な使われ方を解説します。英語の壁を壊して、Pythonの世界をもっと深く探検しましょう!
Pythonコード読解のための重要英単語15選
それでは、早速見ていきましょう!
- variable (バリアブル)
- 意味: 変数
- 解説: データを一時的に保存しておくための「箱」の名前です。
user_name`や`item_count`のように、何が入っているかを示す名前(=variable name)が付けられます。age = 30 # age という変数に整数30を代入
- function (ファンクション)
- 意味: 関数
- 解説: 特定の処理をひとまとめにしたものです。Pythonでは
def`キーワードで定義(define)されます。calculate_sum`(合計を計算する) のように「動詞 + 目的語」の形でよく命名されます。def greet(name): # greet という名前の関数を定義 print(f"Hello, {name}!")
- argument (アーギュメント)
- 意味: 引数(ひきすう)
- 解説: 関数を呼び出す (call) ときに渡す値のことです。
print("Hello")`の`"Hello"`が引数です。コード上ではargs`と略されることもあります。(※定義側で受け取る変数を parameter と呼ぶこともありますが、最初は argument = 引数と覚えておけばOK)greet("Tech Samurai") # "Tech Samurai" が argument
- return (リターン)
- 意味: 戻り値、返す
- 解説: 関数が処理を終えた後、呼び出し元に返す値のことです。
return result`のように使われます。関数の「成果物」ですね。def add(a, b): return a + b # 計算結果を返す sum_result = add(5, 3) # sum_result には 8 が入る
- class (クラス)
- 意味: クラス
- 解説: オブジェクト指向プログラミングの「設計図」です。関連するデータ(属性)と処理(メソッド)を一つにまとめます。
class Player: # Player というクラスを定義 def __init__(self, name): self.name = name
- method (メソッド)
- 意味: メソッド
- 解説: クラス内部で定義された関数のことです。特定のオブジェクト(クラスから作られた実体)に対して操作を行います。例えば
my_list.append(item)`の`.append()`がメソッドです。player1 = Player("Hero") # player1.attack() # attack は Player クラスのメソッド(もしあれば)
- attribute (アトリビュート)
- 意味: 属性
- 解説: クラスやオブジェクトが持つデータ(変数のこと)です。
user.name`の`.name`が属性です。print(player1.name) # name は player1 オブジェクトの attribute
- loop (ループ)
- 意味: 繰り返し
- 解説:
for`や`while`を使った繰り返し処理の総称です。for i in range(5): # 5回繰り返すループ print(i)
- condition (コンディション)
- 意味: 条件
- 解説:
if`文などで使われる「もし〜ならば」の「〜」の部分です。if status == "active":`の`status == "active"`が条件式 (conditional expression) です。if age >= 20: # age >= 20 が condition print("Adult")
- string (ストリング)
- 意味: 文字列
- 解説:
"Hello"`や`'Python'`のようなテキストデータのことです。Pythonではstr`と表されます。
- integer (インテジャー)
- 意味: 整数
- 解説:
1`,`100`,`-5`のような小数点のない数値のことです。Pythonではint`と表されます。
- list (リスト)
- 意味: リスト
- 解説:
[1, 2, 3]`や`['apple', 'banana']`のように、複数の値を順序付けて格納するデータ構造です。
- dictionary (ディクショナリー)
- 意味: 辞書
- 解説:
{'name': 'Taro', 'age': 30}`のように、キー (key) と値 (value) のペアでデータを管理するデータ構造です。Pythonではdict`と表されます。
- import (インポート)
- 意味: 取り込む
- 解説: 他のファイル(モジュール)やライブラリの機能を使えるように読み込むことです。コードの最初の方で
import os`のように使われます。
- exception (エクセプション)
- 意味: 例外
- 解説: プログラムの実行中に発生するエラーのことです。
try...except`構文で、例外が発生したときの処理(例外処理)を書きます。エラーメッセージを読む上で必須の単語です。try: result = 10 / 0 except ZeroDivisionError as e: # ZeroDivisionError という Exception を処理 print(f"エラーが発生しました: {e}")
まとめ
今回は、Pythonのコードやドキュメントを読み解く上で、特に重要となる英単語15個を探検しました。これらの単語の意味を、プログラミングの文脈で正しく理解するだけで、エラーメッセージを読むのが楽になったり、他の人が書いたコードの意図が掴みやすくなったりと、あなたのPython学習は格段にスムーズになるはずです。
ぜひ、これらの単語を意識しながら、日々のコーディングを楽しんでください!


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